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『怪しい店』有栖川有栖著 感想

小説 読書

『怪しい店』有栖川有栖

犯罪学者と推理小説家が、警察と一緒に事件解明する火村&有栖のシリーズ文庫最新刊です。
今回は、「お店」がテーマのアンソロジーで、様々なお店を舞台にした事件で二人が活躍します。
骨董品屋を舞台にした編、古本屋を舞台にした短編、「みみや」という謎のお店を舞台にした短編、テレビドラマの原作となる短編、散髪屋さんを舞台にした日常の謎系の一編などバラエティに富んだ仕上がりで、氏の持ち味である読みやすい一冊に仕上がっています。トリックも大掛かりなものではなく、軽く推理を楽しみながら読める感じです。
一編ごとのボリュームや軽さが、年末年始の帰省時のおともにちょうど良い一冊ではないかと思います。

ところで、くだんの実写ドラマ化の影響が強かったのか、作中の火村准教授が斎藤工のイメージで固定化してしまいました。
コマチさんみたいに全然キャラクターの雰囲気が違えばいいのですが、しばらくはこのイメージで読んでしまいそうです。

 

 

怪しい店 (角川文庫)

怪しい店 (角川文庫)

 

 

 

  

 

一風変わった恋愛ゾンビ映画 ウォーム・ボディーズ

映画

先日テレビ放映されたのを録画していたので、ぼんやりと見てました。

クリスマスにふさわしいハートウォーミング? なゾンビ映画です。

 

ありがちな設定ですが、ゾンビが大量発生した未来。

ゾンビたちは人間の肉と脳を求めて徘徊し、一部の生き残った人間たちは高い塀を築き、その中で暮らしていました。彼らは定期的に若者たちの部隊を作り、塀の外に医療品や食料を取りに行くのですが、ゾンビに襲われ交戦状態になることもしばしばあり、人類は緩やかに滅亡に向かっていました。

ある時、人類の司令官の娘・ジュリーもその部隊の一員となり塀の向こうの探索に行くのですが、そこでゾンビたちに襲撃され、部隊は全滅してしまいます。ただ一人、ジュリーを除いては。

彼女は、何故か彼女を助けてくれたゾンビの若者に彼のアジトへと連れて行かれます。飛行場に駐機されている古い飛行機が彼のアジトなのですが、そこで彼女はゾンビの青年Rに匿われます。

実は、ゾンビの一部にはほんの少しだけ感情があり、襲った人間の脳味噌を食べることで、彼らはその人間の記憶を読み取り、記憶の中から感情を感じることができます。そして、Rは、ジュリーの恋人を食べたことで、彼女に特別な感情を抱いたようです。

勿論、ジュリーはそんなことは知らず彼にか匿われており、一刻も早く逃げ出したいのですが、空港の中はゾンビだらけで逃げ出すに逃げ出せません。

そして、共同生活を続けて行くうちに、少しずつジュリーの心はほぐされていきます。ついには、ジュリーを守って他のゾンビと戦うRにいつの間にやら好意まで抱いてしまいます。

 

ゾンビたちと、ゾンビ化が進行してミイラのようになった通称「骸骨」たちに目をつけられる二人。

手を取って逃げる彼女たちを目にしたゾンビの一部に不思議な変化が起きます。

二人の逃避行の行方は果たしてー。

 

ゾンビまみれで人死にも沢山出る映画なのに、全般どこかユーモラスでコメディな空気の流れるハートウォーミング?なゾンビ映画です。

クリスマスにふさわしいようなふさわしくないような不思議な感じですが、結構気に入った映画となりました。

 

 今なら、アマゾンプライムビデオで無料でも見れるようです。

 

 

 

 

『書楼弔堂 破暁』 京極夏彦著

読書 小説

御一新から二十年と少し。
まだ江戸の地続きの明治だった頃、東京の郊外、周りには田んぼと畑しかないような鄙びた土地に、3階建ての巨大な本屋があった。
まるで、灯台のような不思議な形で、窓というものがなく、知らない人は決して本屋とは思えないその本屋の入り口には、ただ一文字「弔」という文字が墨痕淋漓と認められていた。
書楼弔堂。
それがこの本屋の名前だった。

飾り気のない、白一色の着物をきた店主は言う。
ここは、本の墓場である、と。
本は記号であり、過去であり、そこに書かれた何かを浮かび上がらせる墓石のようなものである、と。
また、彼はそこにある夥しい本は、自らのために集めているものだともいう。自分にとっての生涯ただ一冊の本に出会うために、ひたすら集めて読んで売っているのだと。
不可思議な男であるが、読書好きの人間であれば彼のいうことはストンと腑に落ちる筈だ。素晴らしい本に出会ったと思いつつ、もっと何かいい本がないか、運命の一冊がないかと次々に本を読む気持ち、また一冊一冊の本(場合によっては絵や新聞でもいい)を再読してもしなくても大事に思う気持ちもとてもよくわかる筈である。

そんな彼のもとには、噂を聞きつけたり、狂言回しとしての主人公・高遠の手によって、さまざまな悩みを持つ人々が訪れる。
彼らの悩みを、彼は本を通して解決する。
その手法、語り口は、同氏の「京極堂シリーズ」の中禅寺秋彦を思い起こさせる。真っ黒な装束にて、語り口で憑き物を落とすあの男の裏返しのような人物が本編の主人公で、このあたりは、旧シリーズのファンであればニヤリとすること間違いない。
また、旧シリーズとのことでいえば、その京極堂シリーズや巷説シリーズの方々もこの作品には登場する。

そういう意味では、京極夏彦ファンにとっては、本作の分厚さも含めて買いの一冊なのは間違いない。
しかし、ファンとしては、それでもやはり京極堂シリーズの最新作、もしくは薔薇十字探偵社のシリーズを読みたくもあるのだがどうだろうか。

 

 

文庫版 書楼弔堂 破暁 (集英社文庫)

文庫版 書楼弔堂 破暁 (集英社文庫)

 
書楼弔堂 破暁

書楼弔堂 破暁

 

 

 

 

世界各地の緊迫ニュースの中、ケネディ駐日大使は恋ダンスを踊る(動画あり)

テレビは、韓国のニュースとASKAのニュースばかりで食傷気味です。この二つよりは、ドイツのクリスマスマーケットに突っ込んだトラックテロ(いよいよIS・イスラム国が犯行声明を出しましたね)の話、あるいはフィリピンのドゥテルテ大統領がまたまた過去の殺人を公言した話、あるいは米中の南シナ海での無人探査潜水艇のやりとりの話、あるいはトルコでロシア大使が射殺された事件のほうがずっとニュースバリューは高いと思うのですが、どうでしょう?  

 

特にイスラム国絡みのテロと、ロシア大使射殺事件は非常に大きなニュースだと思うのですが、各マスコミが少しなりとも人を派遣したり、現地レポートをしないというダメダメぶり。韓国には各局から何人言っているの? という状況なのと比べると、この国のマスコミの関心領域はどうかしているような気がいたします。

 

まぁ、そんな中でアメリカ大使館で、ケネディ駐日大使が「逃げるは恥だが役に立つ」の恋ダンスを公開したのがなんとも日本らしいんですけれどね。日本にくるとみんなゆるくなるのかなぁ。。。

www.jiji.com

toyokeizai.net

www.youtube.com

『ブラックナイトパレード1』 中村光著 感想

クリスマスイブの夜、黒いサンタにスカウトされた青年が主人公のギャグ漫画。

欧州で伝承の残る黒いサンタ。
彼らには、日本人にもお馴染みの赤いサンタクロース、いわゆるサンタクロースと違い、悪い子の元へプレゼントを届けるという伝承がある。昔は、石炭や家畜の臓物などが贈られたという。

「荒川 アンダー・ザ・ブリッジ」や「聖☆お兄さん」で有名な中村光の新作は、そんな黒いサンタにスカウトされた青年を主人公にしたギャグ漫画だ。
クリスマスの夜に、要領が良くて我儘な同僚や、バイト先の店長に辟易した彼は賞味期限切れのクリスマスケーキをくすねたことで黒いサンタにスカウトされる。
そして、彼が今一番欲しかった「就職内定」という言葉と「月給30万円 寮食事付き」の文字に釣られて、黒いサンタの会社に就職してしまうのだった。
冗談半分でなく本気で実在した黒いサンタと赤いサンタ。悪い子供達を特定し、彼らにプレゼントを配る為の活動を行う、人間とそれ以外?の者達。
ちょっと不条理でシュールなギャグ漫画の世界は「さすが中村光」の安定の面白さです。

 

ブラックナイトパレード 1 (ヤングジャンプコミックス)
 

 

シンシアリー氏の帰化?に思う

時事問題

現在、韓国に住まいする韓国人であると同時に、日本語が堪能で下のブログのブログ主であったシンシアリー氏。

彼が、どうやら日本に帰化もしくは日本に生活の基盤を移す事を決意したようだ。印鑑を購入し、日本での家を買い、韓国で経営する歯科医院を手放すという事だから、日本に生活のペースを移すことは間違いないだろう。

 

彼の持ち味は、実際に現地に住み、現地の物の考え方、習俗などを書きながら、日本との文化比較などをしてくれるところだ。単純に、反韓国でもないし無意味に日本におもねる事もない。あるがままにいいと思うことはいいと言い、ダメなところはダメと書いているところがとても良かった。

 

なので、今現在の韓国に彼が失望し、実際問題としての朴槿恵大統領の弾劾裁判からの強烈な左翼政権への変化、日本との関係悪化による恐らくは自身の安全の危機を考え、熟慮の末に日本へ移住すると自体はとてもよくわかる事だし、個人的には尊重されるべきだと思う。

しかしながら、同時にまた、韓国にいるからこその意見、内部からの意見みたいなものが聞けななくなるのが少し悲しい。国を憂う人が国を出なければならないというのも悲しいし、単純に、彼の価値が下がるように言う人が出るであろう事も悲しい。

石平や呉善花みたいに帰化してしまうと、いくら本当のことでもプロパガンダのように捉えられるのも残念であったりして、少し複雑な心境がする。

このことについては、また少し時間のあるときにじっくりと考えてみたい。たぶん、彼に限らず、日本への移民移住が韓国のあの状態からすれば今後どっと増えるのだろうから。

 

生きる|シンシアリーのブログ 

 

なぜ日本の「ご飯」は美味しいのか?韓国人による日韓比較論? (扶桑社BOOKS)

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ドラゴンクエスト 11 最新映像

時事問題

個人的には、ファイナルファンタジーよりもドラゴンクエストの方が好きです。

FF7は別格的に好きなので例外ですが、他はドラクエ

やり込み派ではないので、のんびりゆっくり自分のペースでできるドラクエのほうが好きなので、このトレーラー映像にワクワクします。初代から殆ど変わらないメインテーマも安心の面白さを保証してくれそうな気がします。

まぁ、最大の障害は仕事が忙しすぎて時間が取れないのと、PS4を買わないといけないことなんですけれどね。

 

『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて』オープニング映像 - YouTube

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