正倉院展に行ってきました

 先日、奈良の正倉院展に行ってきました。

とても野生動物とは思えないほどに落ち着いた佇まいの鹿たちを愛でつつ、てくてくと奈良の国立博物館へ行ってきました。数ヶ月ほど前からあちこちでイベントのポスターが貼られているのを見て、たまには文化的な物も見てみたいなと思いふらっと訪れてみました。

正直に感想をいえば、展示物の少なさにはやや物足りなさを感じましが、1500年の昔の文物がこうして丁重に保存されており、当時の人たちが使用していたものを身近に見れたことはなかなか感じる所がありました。素朴なもの、精緻なもの、巨大なもの、微細なもの、当時の官僚たち業務書類から純粋な芸術作品まで、色々なものを見ているのが案外心地よかったです。

美術館とか神社仏閣に行くといつも思うことですが、こういうよさは中高生の時には決して分からなかったものです。一体いつからこういうのを見るのが面白くなったのか。

 

展示物自体は毎年違うものが出てくるということで、他の収蔵物も見てみたくて全貌の分かるムックを買ってみました。イベントごとに出されるものと違って、詳細な解説もありアタリでした。暫くは、パラパラと眺めて楽しめそうです。

 

正倉院の世界 (別冊太陽 日本のこころ)

正倉院の世界 (別冊太陽 日本のこころ)