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『ダーリンは外国人 まるっとベルリン3年め 』 小栗左多里著

 なかなか寝付けなくて、本棚から随分と前に買っていた本を引っ張り出す。

小栗左多里トニー・ラズロの国際結婚夫婦の日常漫画の、何作目かの一冊だ。

最初は日本に住んでいたのだけれど、だんだんと海外の文化体験記みたいなていになり、そのまま海外、この本の頃はドイツに三年住んでいた頃の作品のようだ。

 

正直、漫画としては、シリーズ中のスランプ時期のあたりで、そんなに面白くない。けれど、異文化ものの体験記というか雑感記というのは後々になって読み返して見ると、なるほどと思うことがあったり、それから随分と遅れて日本で取り上げられることになるものを先取りで教えてくれたりしてるから、案外侮れない。

 

この本もそうで、随分と前に出ていた本だが、改めて読み返して見ると、最近日本で話題になったりテレビで取り上げられてたネタが描かれていて驚かされた。

例えば、街角で日本のお総菜パンや味噌おやきを売る人と、おにぎらずを売る人のコンビの話(去年辺りにいくつかのテレビ番組で特集されていた)や、鍵を盗まれたら、その鍵に書いてある番号でどこの鍵かわかって泥棒に入られてしまうとか。しかも、ドイツでは、マンションの玄関の鍵はその鍵でも入れることが多いから、鍵を落としたらマンション住民の全員の部屋の鍵を変えなきゃならなくなって莫大な費用を請求されることがあるとか。

何処かで聞いた話ですよね。

 

読んだ当時も今も、この時期の作品は漫画としてはあんまりいい出来とは思わないのだけれど、こんなことがあるから異文化ものの本は捨てられないし、時々引っ張り出して読んでしまう。