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釜炊きご飯と、下衆過ぎるオバさん達。60分三本勝負デスマッチ。

雑談

昨日の晩御飯は日本橋三越そばのコレド室町にある某お店でした。

仕事帰り、ホテルへ戻る途中ちふらりと立ち寄ってみたのは、「注文してから炊き上げる釜炊きご飯を楽しむ、お米が中心のお店」というキャッチコピーに釣られたからです。

ご飯を楽しむお店。色々な産地のお米を選んで炊いてもらえるお店。
それに合わせて、たくさんのおかずをあれこれと楽しむお店。
魅惑的な響きではありませんか。
タイミングよく、あまり並ばずに済むということもあって、席に通された僕はオススメのコースと、日本酒でお米のマリアージュを楽しむ気満々でございました。
席も奥まったところで、お隣の四人がけテーブルに50歳くらいのマダム二人が、談笑してらっしゃるくらいで席もいいポジション。
その時は、ベストな配置、と思いました。
しかし、世の中はそんなに甘くありません。
当然ながら、少しずつ予定は狂っていくのでした。。。

最初の手違いは、ご飯が来る前に次々とおかずが運ばれて来たこと。

お通しの三種盛りは、まぁ、いいでしょう。日本酒だけ飲んで、米の炊き上がりまで30分も待ってるのはむしろ辛いので、逆にありがたいくらいです。
しかし、お通しの後に、ひじきの小さな煮物、サラダ、小鉢と数分おきにメニューが卓上に並んでくるとちょっと心配になってきました。

これ、おかずなくなってしまわない?

そんな不安を抱いてる横で、おばちゃん達の談笑が談笑というには少々大きな声で聞こえ始めます。
曰く、
「絶対、スガちゃんよ、スガちゃんがいいわ」
「いえいえ、私はやっぱりキムタクよ。今年は何と言ってもSMAPから選ばなきゃ」
「でもオニちゃんがんばってるし、松田さんとこの二人は色っぽいし、外せないわよ。セクシーメンバーはスガちゃん」
どうやら、今年のイケメンセクシーナンバーワンは誰か?という話をしているようです。
ルックスに始まり、スタイルがどう、筋肉美がどうのとかなり熱いバトルが繰り広げられています。
んー、純和風の食事のBGMには濃い話題だなぁ〜と思いつつ、こちらはこちらで食事に集中。

しかし、悪い時には悪いことが重なるもので、こちらのテーブルはテーブルで、刺身がやってきて、その後にはぶりの照り焼きが投入されてきます。テーブルに乗り切りません。端からどんどん食べていくしかありませんが、あまり早く食べちゃうとおかずがなくなっちゃいます。場つなぎにお酒を追加、ゆるゆると飲んで時間を過ごしますが、そうすると嫌でも隣の会話がさらにしっかり聞こえます。ご飯中心のはずが晩酌状態、しかもおばさま二人の濃い下衆トーク。

時間とともにおばちゃん達はさらに盛り上がり、声は大きくなり、今年のセクシーメンバーは実は成宮くんだという方向へ。どっちもできるバイセクシャルなんて最高にセクシーじゃないの、と。
あー、成宮くんもこういうの嫌がだったんだろうなぁ、と思いつつ聞いていると、片方のやや年下のおば様が「でも、あの人は純粋ゲイじゃないの?」とツッコミで切り返します。
しかし、スガちゃん推しのおば様は全く動じません。
「それはそれでありよ。彼、昔ヌード写真集出してたでしょう? あれ見てこれは絶対エロい人だと私は確信してたのよ。
きっと夜だって彼はすごいのよ」と。
もう一人が、「だから、彼はゲイというかホモだから私たち抱いてくれないじゃないの?」(つか、いつから抱いてくれる設定になったんだろう?)
「それはそうだけれど、それだったら、彼と誰かがやってるのを見て楽しむわよ」
「えー? それ見るだけ?」
「見て時々触ったらいいのよ」
「なるほどー。じゃあカップリングはどうするの?」と話はあやしげな方向へ。

さて、そんな二人の隣で、なんて会話してんだろうなぁ、と思いつつもひたすらにご飯をまつ私。
しかし、とうとうこちらの卓には、おかずのメインの筈の天麩羅盛り合わせが投入されます。
あれ?
ご飯はどこ?
どこかなぁ?
忘れて、はないよなぁ、流石に。
本当に大丈夫かなぁと思いつつも、冷めたらまずくなるので私は天麩羅を食べ始めます。
勿論隣では、不毛なカップリング話がますます盛り上がってます。どうやら成宮くんが受けならば、攻めは福山雅治、逆に攻めが成宮くんなら、受けは神木くんに決まった模様です。
フクヤマ×ナリミヤか、ナリミヤ×カミキ。二人の議論は熱く続いています。

それから暫く、ゆるゆると食べていた天麩羅盛り合わせを半分がとこやっつけたところで、私のテーブルにも、ようやくと待ちに待ったご飯がやってきました。

シジミのお味噌汁、お漬物、炙り明太子、昆布漬けなどなど。
重量級のおかずはありませんが、ちょこちょことしたおかずがあって、なによりかにより熱々の釜炊きのご飯があるとそれだけで一気にテンションが上がります。
そして、初めて食べる、富山は五箇山のお米は甘みが強くてとても美味しいのでした。
なんでも世界遺産のお米だとか。意味はよくわかりませんが、まぁ、そういうコピーだそうですし、味は名前負けせずに美味しかったです。

それだけに、お隣のおば様たちの下衆過ぎる話がなければもっと楽しめたんだけれどなぁと思う本日でした。
結局、私の方が先に席をたったのですが、その最期の時までお隣ではさらに此処では書けないような妄想プレイな話が繰り広げられていました。
なんだか、キリッとした和食と濃いおばさま達の下衆過ぎる話がアンバランスな夜でした。