韓国・朴大統領、いきなりの下野・退陣表明なれど、、、むしろ長期戦狙い、泥沼化か。

街角のテレビやラジオが伝えてくれたニュース。

みなさんもご存知のように、お隣韓国の朴槿恵大統領が、弾劾裁判の国会可決直前に、またまた唐突に下野を表明いたしました。ニュースの一報を聞いたときは、事態収拾の為に速やかに下野して国政の空白期間を設けようということかと思いましたが、、、よくよく聞いてみるとそんな単純な話でもない様子。

彼女の宣言は、「私は罪は犯していないけれど、国政の誤りがあったので、そこに責任を感じています。なので、国会議員は、国民のために大統領が早く辞めれる法案を作って可決してください」ということなんですね。つまりは、これを認めてしまうと、普通に訴追や弾劾裁判もできなくなる公算が大で、彼女は罪に問われなくなってしまう。そして、それでもいいからはやく下野してもらおうとしても、今度はじゃあその法案には何人の賛成が必要なのか、どれくらいの時期に辞めてもらうことにするのかを国会で与野党が政党争いしながら作っていかないといけない、、、ということは下手をしたら、ズルズルと時間だけがかかる可能性もありそう。
また、それをしている間は大統領の職能の停止はないということで外交についてもあれこれの動きがあるようで、いやはや朴さん意外な策士かもしれません。

今回のは、崖っぷちからの起死回生の一手なのかもしれません。

100万人、200万人が集うろうそくデモを平和的な世界に誇るデモと官民一体で叫んでしまっただけに韓国国民はこれに大反発して力技にもっていけないでしょうし、、、。

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韓国の朴槿恵(パククネ)大統領(64)は29日午後、ソウルの青瓦台(大統領府)で会見し、自身の任期短縮を含めた進退について、国会の決定に従うとの考えを表明した。自身が関係する一連の疑惑で批判を受けて、事実上、任期途中での退陣を表明した。韓国では1987年の民主化以降、大統領が任期途中で辞任するのは初めて。

特集:朴槿恵大統領
万策尽きた朴大統領 特異な政治手法、知人らの介入招く
 朴氏は「大統領職の任期短縮を含めた進退問題を国会の決定に委ねる。国政の混乱と空白を最小化し、安定的に政権を移譲できる案を作ってくれれば、その日程と法手続きに沿って大統領職から退く」と述べた。

 朴氏の疑惑をめぐっては、支援者のチェ・スンシル被告に機密文書を渡した問題や、チェ被告が前秘書官らと共謀して財閥企業に財団の設立資金を出すよう強要したとされる事件で、世論が反発。検察当局はこれまで起訴した事件で、朴氏を職権乱用罪や強要罪、公務上機密漏出罪などの被疑者と判断していた。

」」