シンシアリー氏の帰化?に思う
現在、韓国に住まいする韓国人であると同時に、日本語が堪能で下のブログのブログ主であったシンシアリー氏。
彼が、どうやら日本に帰化もしくは日本に生活の基盤を移す事を決意したようだ。印鑑を購入し、日本での家を買い、韓国で経営する歯科医院を手放すという事だから、日本に生活のペースを移すことは間違いないだろう。
彼の持ち味は、実際に現地に住み、現地の物の考え方、習俗などを書きながら、日本との文化比較などをしてくれるところだ。単純に、反韓国でもないし無意味に日本におもねる事もない。あるがままにいいと思うことはいいと言い、ダメなところはダメと書いているところがとても良かった。
なので、今現在の韓国に彼が失望し、実際問題としての朴槿恵大統領の弾劾裁判からの強烈な左翼政権への変化、日本との関係悪化による恐らくは自身の安全の危機を考え、熟慮の末に日本へ移住すると自体はとてもよくわかる事だし、個人的には尊重されるべきだと思う。
しかしながら、同時にまた、韓国にいるからこその意見、内部からの意見みたいなものが聞けななくなるのが少し悲しい。国を憂う人が国を出なければならないというのも悲しいし、単純に、彼の価値が下がるように言う人が出るであろう事も悲しい。
石平や呉善花みたいに帰化してしまうと、いくら本当のことでもプロパガンダのように捉えられるのも残念であったりして、少し複雑な心境がする。
このことについては、また少し時間のあるときにじっくりと考えてみたい。たぶん、彼に限らず、日本への移民移住が韓国のあの状態からすれば今後どっと増えるのだろうから。
なぜ日本の「ご飯」は美味しいのか?韓国人による日韓比較論? (扶桑社BOOKS)
- 作者: シンシアリー
- 出版社/メーカー: 扶桑社
- 発売日: 2016/10/28
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る