一風変わった恋愛ゾンビ映画 ウォーム・ボディーズ

先日テレビ放映されたのを録画していたので、ぼんやりと見てました。

クリスマスにふさわしいハートウォーミング? なゾンビ映画です。

 

ありがちな設定ですが、ゾンビが大量発生した未来。

ゾンビたちは人間の肉と脳を求めて徘徊し、一部の生き残った人間たちは高い塀を築き、その中で暮らしていました。彼らは定期的に若者たちの部隊を作り、塀の外に医療品や食料を取りに行くのですが、ゾンビに襲われ交戦状態になることもしばしばあり、人類は緩やかに滅亡に向かっていました。

ある時、人類の司令官の娘・ジュリーもその部隊の一員となり塀の向こうの探索に行くのですが、そこでゾンビたちに襲撃され、部隊は全滅してしまいます。ただ一人、ジュリーを除いては。

彼女は、何故か彼女を助けてくれたゾンビの若者に彼のアジトへと連れて行かれます。飛行場に駐機されている古い飛行機が彼のアジトなのですが、そこで彼女はゾンビの青年Rに匿われます。

実は、ゾンビの一部にはほんの少しだけ感情があり、襲った人間の脳味噌を食べることで、彼らはその人間の記憶を読み取り、記憶の中から感情を感じることができます。そして、Rは、ジュリーの恋人を食べたことで、彼女に特別な感情を抱いたようです。

勿論、ジュリーはそんなことは知らず彼にか匿われており、一刻も早く逃げ出したいのですが、空港の中はゾンビだらけで逃げ出すに逃げ出せません。

そして、共同生活を続けて行くうちに、少しずつジュリーの心はほぐされていきます。ついには、ジュリーを守って他のゾンビと戦うRにいつの間にやら好意まで抱いてしまいます。

 

ゾンビたちと、ゾンビ化が進行してミイラのようになった通称「骸骨」たちに目をつけられる二人。

手を取って逃げる彼女たちを目にしたゾンビの一部に不思議な変化が起きます。

二人の逃避行の行方は果たしてー。

 

ゾンビまみれで人死にも沢山出る映画なのに、全般どこかユーモラスでコメディな空気の流れるハートウォーミング?なゾンビ映画です。

クリスマスにふさわしいようなふさわしくないような不思議な感じですが、結構気に入った映画となりました。

 

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