『進撃の巨人 21巻』壁の外、世界の成り立ち、巨人の秘密、すべての謎が暴かれる

進撃の巨人21』 諌山創著 感想 

 

激動の21巻、すべての伏線が回収され世界の謎が暴かれる! 

長編になってしまった為、途中で物語から離れた方にも是非この巻は読んでいただきたい。
今までの20巻で語られていた世界の謎の多くの影にあったものが明かされます。例えば、壁の外はどんな世界が広がっていたのか、巨人はなぜ存在するのか、エレン・イェーガーの父親は何を残したのか、知性ある巨人と知性なき巨人の差は。それらのことが明らかにされます。
王家の支配する三重の壁に守られた人類が唯一生き残っている世界という幻想はこの巻で崩れ去ります。
その上で、エレンたちはこの先どうした道を進むのか、彼らを狙う巨人たちとの戦いをどう進めるのか、物語はもう少し続きますが、内容の詰まった読み応えのある一冊でした。

 

進撃の巨人(21) (講談社コミックス)

進撃の巨人(21) (講談社コミックス)

 

 映画版は、長谷川博巳や石原さとみなどキャスティングでは話題になりましたが、リヴァイ兵士長すら出てこない謎展開で駄作の極みだっただけに漫画がしっかりしてくてれいて嬉しいです。